Breakpoint of Habitus

羽根を休めるハビトゥス


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テーブルマナー

Table manner

皿, ナイフ, フォーク, グラス, テーブルクロス, 硬貨, 紙幣, 紙ナプキン, シルク生地, 油, 胡椒, 付け爪, シャ ンデリアパーツ, 機織機

plate, table knife, fork, glass, table cloth, coin, bill, paper napkin, silk, oil, pepper, nail chip, parts of chandelier, weaving machine


食事は、羞恥心を操り社会階級を決定づける“上品”を設定するまたとない機会であり、戦争を仕掛ける“態度”を示すことも出来る恰好の場でもある。












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パブリックハウスのカウンター

Public House Counter

ファーストフードの空箱, ストロー, 千歯扱き, 角砂糖, ネックレス, 指輪, ブランドネーム, 油, コカコーラの缶, 脱穀機

packing material for fast food, straw, cube sugar, necklace, ring, brand-name, oil, can of Coca-Cola, threshing machine



階級社会のパブのカウンターは、ブルーカラーとホワイトカラーに綺麗に分け、各人の仕事の質差を鮮やかに表現する。

カウンター上では、それと連動して食品・食事の質差に対する不感症が進行する。

遺伝子が組み換えられても、即時に供じられても、暖め直されても、そのカウンターには意義がある。












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彼女たちが作る衣服とファッション

Clothes and the fashion which she makes

不要になった衣服・革靴・帽子, 再利用のボタン, 蚤の市で見つけた写真, コンパクト, 糸車, 八反取り

unnecessary clothes and leather shoes and hat, button, the photograph which I found in a flea market, compact, spinning wheel, weeding tool to use it in a rice field



唯物史観前夜、資本主義の旋風ととも次々と機械化した紡織産業。女性たちは糸を紡ぐ家事から解放された。と同時に、彼女たちは賃雇の針子となり、また消費者として育成されたという。

中流・ファッション・消費。翻った彼女たちの振舞は、まるで資本主義社会の淋漓を描いたかのように。












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明治31年の日記

Diary of 1898

羽根ペン, ファーストフードの包み紙, 映像, 座繰, 糸揚げ機

feather pen, packing material for fast food, picture, Sericulture articles daily used by people



毎日を記す日記は、たとえ克明に記そうとも、どこか不完全で捉え難い。日々は淡々と進む。果たして知り得ないのは未来だけなのか。
毎日の農事、養蚕、あるいは貸借や冠婚葬祭、余暇、あるいは天気。明治31年の中之条。100年以上前の習慣づけられた日記を辿る。私たちは、そのリアリティと営為の連綿たる積層、そして膨大な出来事・心象を置き去りにしていることを思い知る。












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彫刻のための彫刻

Sculptures for sculptures

衣服, フォーク, シルク生地, 砂糖, 硬貨, ファーストフードの空箱, 白ペンキ

unnecessary clothes, fork, silk, sugar, coin, packing material for fast food, white paint


















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